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Masao Yoshida
ウエルネスへの寄与が科学的研究でも示唆されており、グーグル社やインテル社が導入したことでも話題のマインドフルネス瞑想。日本におけるマインドフルネス瞑想の第一人者、吉田昌生さんに瞑想がもたらす恩恵や普及活動への思い、これからはじめる人へのアドバイスなどを伺った。
※本記事は、当社より発売前の「/zeroz(ゼロズ)」テスト品を提供し、依頼したインタビューを編集して掲載しています。
※インタビューは2025年6月に行われ、記事内の発言・内容は取材当時のものです。
ウエルネスへの寄与が科学的研究でも示唆されており、グーグル社やインテル社が導入したことでも話題のマインドフルネス瞑想。日本におけるマインドフルネス瞑想の第一人者、吉田昌生さんに瞑想がもたらす恩恵や普及活動への思い、これからはじめる人へのアドバイスなどを伺った。
※本記事は、当社より発売前の「/zeroz(ゼロズ)」テスト品を提供し、依頼したインタビューを編集して掲載しています。
※インタビューは2025年6月に行われ、記事内の発言・内容は取材当時のものです。
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一般社団法人マインドフルネス瞑想協会代表理事。MLC.(Mindful Life Class)主催。2009年からマインドフルネスを指導。スポーツクラブのプログラム監修、企業研修、「Upmind(AppStore総合1位獲得)」などの瞑想アプリを監修。養成講座を開催し、マインドフルネス瞑想の指導者を育成している。
マインドフルネス瞑想講師
吉田 昌生(よしだ まさお)
Vol.01
「今ここ」に意識を向ける
マインドフルネス瞑想講師
Masao Yoshida
(01)
マインドフルネス瞑想に出会い、
気持ちがふっと楽に
マインドフルネス瞑想をよく知らない方のために、まずは吉田さんに簡潔に説明してもらった。
「一言で表すなら『今、この瞬間にありのままに気づく』ための実践です。姿勢を調え、自分の呼吸に意識を向けて、今起こっていることを観察し、良い・悪いを判断することなく受け入れます。例えば『昨日失敗したな』という思いが浮かんだら、それについて考え続けず『今、昨日失敗したなと考えたな』とだけ気づき、受け入れ、また呼吸に意識を戻します」
これによって生産性や物事への意識の向け方など、多岐にわたる恩恵が得られるが、吉田さんは代表的なメリットとして「心のゆとりや安心感」を挙げる。
「私たちは『あんな言い方しなければ良かった』『老後はどうすればいいのだろう?』など、過去への未練や未来への不安を漠然と考えてしまいます。それを瞑想で『今ここ』に没頭することで、感情や思考を客観視して距離を置き、前向きな気持ちになることができます」
吉田さん自身も考えすぎて気持ちが揺らいでいた20代前半のころ、マインドフルネス瞑想に出会っている。
「当時は怒りの感情が強く、同じ思考が頭の中をぐるぐる回っていました。瞑想をはじめたところ、怒りを覚える自分に何度も出会ううちに『あ、また同じこと思い出して怒ってる』と客観視できるようになったんです。怒っていることに気づいてありのままに受け入れたら、感情が解放され、自然と涙があふれて気持ちがふっと楽になったんですよね。これはすごい、いろんな人に広めたいと思ったのが普及活動の最初のきっかけです」
(02)
目の前の人の人生が
ポジティブに変わっていくことが喜び
世界中を旅しながら、瞑想、ヨガ、心理学などを学んだ吉田さんは、2009年からマインドフルネス瞑想の指導をスタート。YouTubeでの情報発信や書籍の出版なども行い、第一人者として日本にマインドフルネス瞑想を広めてきた。普及活動では、関わった人の人生がポジティブに変わっていくことが大きな喜びだと言う。
「不安の中で瞑想を続けるうちに、心が穏やかさを取り戻していった受講者の方が特に印象に残っています。少しずつ自分らしさを取り戻し、表情がどんどん明るくなり、元気を取り戻していく姿。その変化に立ち会えたことは、私にとって深い喜びでした」
多岐にわたる活動の中でも、吉田さんが今特に注力しているのが「Mindfulness Life Class(以下MLC.)」という、マインドフルネスを「一生モノのスキル」として身につけ、心から満たされた人生を歩んでいくための講座・コミュニティの運営だ。
「これまでの活動の中で、オンラインであっても仲間とつながり合うことで人は変わり、支え合いながら成長できることを強く実感しました。人生の集大成として、その学びを深め合えるコミュニティをMLC.という形で育てていきたいと思っています」
(03)
出勤中の足の裏に意識を向けるだけでも、
マインドフルネスの実践になる
マインドフルネス瞑想に興味を持ち、はじめてみたいと思った方へのアドバイスを伺った。
「『気持ちが軽くなった気がする』『前向きになった気がする』など、自分の変化に気づけると、瞑想することが楽しみになります。ただ、変化を実感するには楽器演奏や筋トレと同じで、ある程度の継続が必要です。マインドフルネス瞑想はいわば心のトレーニングなんです。最初は変化を実感できなくても、実践したことは積み重ねになっています。変化を感じるまでトレーニングだという意識で継続してほしいですね」
毎日続けることが大切だと話す吉田さんが、忙しい人が「ながら」でできるマインドフルネスの実践を紹介してくれた。
「マインドフルネスな状態になることが目的なので、時間が取れない方は瞑想以外の実践でも良いと思います。出勤中に駅へと歩く間、仕事のことは考えず、左右の足の裏で感じることに意識を向ける、電車に乗って3駅分は呼吸に意識を向ける、飲むお茶ののどごしや味わいに意識を向けるなど、日常生活にマインドフルネスの実践を取り入れてはいかがでしょうか」