01

10

(Vol.01)
サウナとビジネスをブレンドして気づいた、たくさんの可能性
川田 直樹
コクヨサウナ部部長

/

Kawa Chan

現在の第3次サウナブームを牽引する「カワちゃん」こと川田直樹さん。コクヨ株式会社(以下コクヨ)のサウナ部部長であり、約250社が加盟する異業種サウナコミュニティの共同代表者でもある。ワークライフブレンドという新たな働き方も実践する川田さんにサウナの持つチカラや魅力を語っていただいた。

※本記事は、当社より「/zeroz(ゼロズ)」テスト品を提供し、依頼したインタビューを編集して掲載しています。

※インタビューは2025年7月に行われ、記事内の発言・内容は取材当時のものです。

現在の第3次サウナブームを牽引する「カワちゃん」こと川田直樹さん。コクヨ株式会社(以下コクヨ)のサウナ部部長であり、約250社が加盟する異業種サウナコミュニティの共同代表者でもある。ワークライフブレンドという新たな働き方も実践する川田さんにサウナの持つチカラや魅力を語っていただいた。

※本記事は、当社より「/zeroz(ゼロズ)」テスト品を提供し、依頼したインタビューを編集して掲載しています。

※インタビューは2025年7月に行われ、記事内の発言・内容は取材当時のものです。

  • 1984年奈良県生まれ、大阪育ち。コクヨサウナ部部長。フィンランドサウナアンバサダー(フィンランド政府観光局公認)。一級建築士/一級建築施工管理技士。コクヨ株式会社で働く空間の価値向上に携わりながら、サウナの魅力と可能性を広げる活動に邁進。「JAPAN SAUNA-BU ALLIANCE」の共同代表を務めるほか、全国のサウナ施設のプロデュースも手掛ける。著書に「シン・サウナ 人生は自分の“好き”でデザインできる」(KADOKAWA)。

    コクヨサウナ部部長

    川田 直樹(カワちゃん)

Vol.01

サウナとビジネスをブレンドして気づいた、たくさんの可能性

コクヨサウナ部部長

Kawa Chan

(01)

資格取得の助けになった
「朝が2回来る」体験

祖父の影響で5歳からサウナにどっぷりはまった川田さん。難関資格である一級建築士の取得のために猛勉強していた27歳のとき、サウナの意外なチカラに気づく。

「毎日の仕事の疲れもあって、正直勉強ははかどりませんでした(笑)。でもある夜、仕事終わりにまずサウナに行ったら、明らかに世界の見え方が違ったんです。頭も視界もクリアになって『これから1日がんばろう!』みたいな感じで」

川田さんはこの感覚を「朝が2回来る」と表現する。いざ勉強にとりかかると、爽快に目覚めた朝のように内容が頭にどんどん入ってきた。こうしてサウナを活用し、資格を取得した川田さんは、ビジネスパーソンこそサウナのおもしろさを享受しやすいと話す。

「日頃、働いている私たちはロジカルに考えて『思考』の世界にいますよね。それが、ひとたびサウナに行くと、ただただ『気持ちいい』『熱い』『冷たい』そんな語彙力になってしまう(笑)。もう『感覚』の世界ですね。思考と感覚の世界を行き来するのが、僕はおもしろいと感じているんです」

(02)

人の心と人間関係をほぐす
サウナがマネジメントの突破口に

その後、川田さんはサウナでコミュニケーションが豊かになることにも気づく。29歳でマネージャーになった当時、川田さんは部下のマネジメントに苦戦していた。

「一人ひとりの課題や悩みをもっと知りたいけど、難しい。特に一人の若いメンバーは話すのが苦手で、どこか受け身に見えたんです」

ある日、川田さんがそのメンバーをサウナに誘うと、意外なことに「行きたい」との返事。

「サウナ後の彼の顔は忘れられないですよ。オフィスとはまったく違って、すごくほぐれた表情になっていました。レストランエリアに行くと、彼は悩みをごく自然に打ち明けてくれたんです」

メンバーとの距離が縮まり、チームマネジメントが円滑になっていった川田さん。

「会社での姿は、その人の一部分でしかないんですよね。ビジネスにおいてチームの成果を最大化させ世の中に価値を提供する。そのためにチームの関係値を良くする必要があり、一人ひとりをもっとよく知って、お互いの理解を深めたい。そんなときに人の心も人間関係もほぐしてくれるサウナはうってつけだと気づいたんですよ」

このとき、その若いメンバーを含めた3名でスタートしたのが、今やサウナ界隈では誰もが知る「コクヨサウナ部」だ。2016年のことだった。

(03)

約250社もの企業が加盟する
異業種サウナコミュニティの
興味深い発展

人間関係をほぐすサウナのチカラは組織の壁をも越えていく。川田さんが共同代表として2019年に設立した異業種サウナコミュニティ「JAPAN SAUNA-BU ALLIANCE(以下JSA)」は現在、約250社もの企業が加盟している。

「最初は7社でのスタートでした。まったくの異業種同士ですから、雰囲気は堅かったんですけど、ふと一人が口にした『皆さんのホームサウナ*はどこですか?』という質問で、せきを切ったようにサウナトークが盛り上がったんです」
自身のお気に入りの施設や体験のこと

「私もそこのサウナ室好きです!」「どんなところなんですか?」など、ホームサウナという共通言語を得たメンバーたちは一気に打ち解け、次々とアイデアも飛び出した。

「好きなサウナを語るだけなので、そこに良し悪しはない。要は役割や肩書を超えてフラット。上下関係が生まれないから話が弾むんですよ」

上下関係や利害関係のないコミュニティだからこそ、意外な企業同士が新しい取り組みをはじめるなど、JSAではビジネスでも、プライベートでも興味深い発展が生まれている。

「『カワちゃん、あの会社とビジネスはじめたよ』とか『はじめて社外の友だちができた!』とか、皆さん報告してくださるんです。SNS中心で人との距離を縮めづらいこの時代に、こういう出会いはすごく重要だと思います。さらに広がってほしいですね」

(04)

仕事とプライベートの好きを混ぜる、
ワークライフブレンドという働き方

建築士としてコクヨで働きながら、副業でサウナ施設をプロデュースし、サウナ本も出版するなど、サウナの魅力発信に努める川田さん。関連性の薄そうな「コクヨ」と「サウナ」には混ざり合う領域があると言う。

「コクヨの仕事がきっかけで、サウナのプロデュースにつながることもありますし、その逆もあります。サウナ部に入りたくて入社したという新入社員も増えています。僕はコクヨの仕事もサウナも両方好きで2つが混ざり合う領域に大きな可能性を感じているんです」

そんな川田さんはワークとライフはバランスを取るのではなく、ブレンドしていった方が有益だと感じている。

「リモートワークでワークとライフのバランスが取れたかと言うと、結局パソコンを閉じても頭の中は仕事のことで一杯です。それなら、ワークとライフはバランスを取るのではなく、積極的にブレンドしていった方が有益だと僕は感じています」

川田さんは「ワークライフブレンド」という働き方が広がることで、一人ひとりが「タレント化」していくイメージを描いている。

「今までビジネスシーンではその人の仕事の顔しか見えなかった。それがブレンドすることでその人らしさが輝き、伝わり、仕事とプライベートに良い相乗効果が生まれると思うんですよ。私の場合はサウナがその要素のひとつですが、人によってさまざまなスタイルがあっていい。要は自分らしく生きるデザインを楽しんでもらいたいと感じています」

Vol.02

自然体で、ご機嫌でいられれば、それで十分満たされる

コクヨサウナ部部長

川田 直樹